健康安全
子どもたちの健やかな成長
~ 子どもの運動発達に向けた大人の関わりと、部活動の地域移行 ~
講 演 者

郡山 孝幸(こおりやま たかゆき)氏
【プロフィール】
昭和30年生まれ 満70歳
宮城教育大学教育学部を卒業後
宮城県内小学校教諭、教頭、校長を歴任し仙台市立富沢小学校初代校長を務め、地域とともにある学校づくりに尽力。平成27年から仙台大学体育学部教授として主に教職を目指す学生の指導に加え、子ども運動教育学科長として保育士の養成、幼児の運動発達についての研究実践にあたる。
現在は、仙台大学非常勤講師として社会教育経営の授業を担当。また、宮城県スポーツ少年団本部長、日本スポーツ少年団副本部長として、青少年の望ましい運動環境の構築に向け支援を行っている。併せ柴田町社会教育委員、仙台市立台原小学校学校運営協議会会長として、地域社会教育の普及発展にかかわっている。
《他の経歴》
仙台市市民センター社会教育主事8年、柴田町小中学校運営協議会会長及び委員8年
仙台市立台原小学校父母教師会会長4年、仙台市PTA協議会副会長2年
部活動の地域展開が喫緊の課題となっている今、体育の苦手な子や障害のある子も、すべての子どもたちがそれぞれの志向・希望に応じて、継続して身体活動を楽しむことができる環境の構築が求められています。
人口減少社会がもたらした少子化による学校統合下においては、スクールバスが運行され、このことに伴い、子供の運動の機会が損なわれることになり、特に宮城県で肥満児童の割合が全国平均を大きく上回る要因になっているとの見方もあります。また、不登校は相変わらず減少しない状況ですが、原因として挙げられるのは意欲の欠如とも言われています。一方、楽しく遊ぶ子、体を動かすことが好きな子は意欲があるとの調査結果もあります。
スポーツ少年団では理念の一つとして、「できるだけ多くの青少年にスポーツの喜びを提供する」と掲げており、「ノースポハラ」を合言葉に絶無を期していますが、相変わらず指導者によるパワハラの事案が後を絶ちません。また団員減少の要因を分析すると「送迎が大変」、「親同士の付き合いが嫌だから」とのアンケート結果もあります。
地域が連携して子どもたちを見守り育て、子どもたちの元気一杯の声を、学校そして街に響き渡らせたい。そのための方策を一緒に考えていきましょう。

コーディネーター
はすぬま ひでゆき
蓮沼 秀行 氏
仙台市立木町通小学校 校長
【プロフィール】
平成2年度~宮城県内、仙台市内で小学校教諭
平成19~25年度 若林区中央市民センター・生涯学習課 社会教育主事
平成26~28年度 仙台市立東六郷小学校教頭
平成29~30年度 学びの連携推進室 主任指導主事
令和元~ 2年度 仙台市立柳生小学校校長 仙台市PTA協議会副会長
令和3~6年度 学びの連携推進室主幹・室長、教育人事部参事 教育局次長
令和7年度~ 仙台市立木町通小学校校長 仙台市嘱託社会教育主事
第4分科会では、子どもの運動発達に関して考えていきます。講師の先生の知見、パネリストの方々のご経験に基づいたお話から、分科会にご参加の皆様と、視野を広げ、考えを整理しながら「子どもたちの健やかな成長のために、私たち大人はどのように向き合っていくか」思いを深めていく時間を共有していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

川上 敦史 氏
前八戸市連合PTA副会長
【プロフィール】
1977年生まれ、青森県八戸市出身
平成28年度~令和2年度 八戸市立高館小学校PTA会長
令和3年度~令和6年度 八戸市立下長中学校PTA会長
平成30年度~令和6年度 八戸市連合PTA副会長
平成29年度~令和6年度 高館地区連合町内会青年部長
令和7年度~現在 高館地区連合町内会長
PTA活動と共に、地域での活動に取り組んでいます。
令和元年に小学校の部活動が、学校主体から地域主体の運営体制へと移行しました。移行当初から現在 までの経緯や活動内容、そして、保護者のみの運営ではなく、地域が関わる意義をお伝えしたいと思います。

江藤 花奈 氏
【プロフィール】
1999年生まれ。奈良県出身。幼少期から柔道を行っており,大学進学と共に宮城に在住。現在は山元中学校の保健体育科教諭として子どもたちと関わっています。部活動やスポーツを通して考えることや思うことについて,学校も家庭も地域も一緒に考えていけるといいなと思っています。
このような機会をいただき大変感謝いたします。現在、部活動の地域移行などが話題に上がっており,これからの子どもたちの運動をする,競技をする機会の確保はどのような形になっていくのかと先行きが見えていないところもあります。運動やスポーツは,体力の向上だけでなく,人格の形成にも繋がっていると考えています。健康はもちろん心も育み,生涯にわたって強くたくましく生きる子どもたちの育成に,少しでも携われると良いなと思い,日々過ごしています。

西郷 晃 氏
岩手県PTA連合会 前事務局長
【プロフィール】
昭和61年4月から令和5年3月まで岩手県内中学校で、教諭、副校長、校長として勤務した。
盛岡市立下小路中学校(県中体連事務局校)勤務時に、県中体連事務局長・理事長を経験する。
岩手県教育委員会事務局スポーツ健康課勤務時に、日本オリンピック委員会が進めていた「タレント発掘事業」である、「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」を担当した。
令和5年4月から2年間、岩手県PTA連合会で事務局を務める。
令和7年4月から現職。
子どもたちはどの子も素晴らしい「能力」を持っています。しかし、残念ながらその「能力」は、子どもたち自身も周りの大人たちも誰にもわかりません。
学習でもスポーツ活動や文化活動でも子どもたちは様々な経験を通して自分の「能力」に気づいていきます。そして周りの大人たちは自分の都合や経験ではなく、子どもたちの「能力」を開花させる支援をしていきたいものです。